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龍雲寺禅堂で心と体を整える仏教体験|スタッフが語る特別な時間 断食道場で過ごす時間


毎朝のお経の時間

こんにちは、龍雲寺禅堂のスタッフです。ここ、龍雲寺禅堂では、日々の喧騒から離れ、心身をリセットするための特別な時間を過ごすことができます。一日一食の断食道場とともに、多彩な仏教体験を通じて、自分自身と向き合い、心を整えるひとときをお楽しみいただけます。


今回は、私自身が体験した仏教体験について詳しくお話しします。



朝晩の坐禅体験|静寂の中で自分を見つめる

一日の始まりと終わりには、坐禅体験が行われます。住職の優しい指導のもと、深い呼吸とともに心を整えます。静寂の中、体の動きや呼吸に集中していると、日常生活では気づけない内側の声に耳を傾けることができました。

「ただ座る」というシンプルな行為が、こんなにも心を穏やかにするとは驚きです。特に断食中の坐禅は、空腹感が不思議と静まり、集中力が増していく感覚を味わえます。



朝の住職の法話|心に響く教え

朝の坐禅の後には、住職による法話が行われます。「日常の中で心を軽くするには?」というテーマで、仏教の教えを分かりやすく、優しい言葉でお話ししてくださいました。ある朝のお話では、「執着を手放すことで、心が軽くなる」という教えが印象に残っています。忙しい生活の中で、自分がいかに多くのことに囚われているかに気づき、日々の行動を見直すきっかけとなりました。



日中の仏教体験|その日のテーマで心を動かす

日中には、以下の中から一つの体験が行われます。天候や寺院の予定により、どの体験になるかはその日のお楽しみ。私自身もさまざまな体験をしてきましたが、そのどれもが特別で、心を癒すひとときでした。



1. 写経体験|一文字一文字に心を込めて

経文を一文字ずつ丁寧に書き写す写経は、心を整える時間そのものです。筆を持つと自然と呼吸が整い、集中力が高まります。一つの文字を完成させるたびに、心が静かになっていく感覚を味わいました。


2. 写仏体験|仏様の姿に触れる

仏様の絵をなぞり描く写仏体験では、手元に集中することで日常の雑念が消えていくのを感じます。仏様の優しい表情に向き合うことで、内面も穏やかになるひとときでした。


3. 木魚体験|リズムに心を委ねる

木魚を叩きながら読経をするこの体験は、心地よいリズムと音が心を静めてくれます。翌朝の実践では、木魚を叩きながらお経を唱え、心がひとつになる瞬間を味わえました。


4. 本物のお香体験|香りで整う時間

住職が厳選したお香を体験する時間では、その深い香りに包まれながら、心を研ぎ澄ませることができます。断食中の敏感な感覚に、お香の香りが優しく響きました。


5. 枯山水線引き体験|自然と向き合う

枯山水の庭に熊手で砂紋を描くこの体験は、心の状態をそのまま反映する不思議な時間です。描き終えたときの達成感と心の静けさは、何ものにも代えがたいものでした。


6. 茶道体験|お茶に込める思い

茶道体験では、日本の伝統的な作法を学びながら、一杯のお茶に向き合う時間を持ちます。「丁寧に生きる」ことの意味を再確認できた瞬間でした。


7. 寺宝特別公開|日本美術との出会い

伊藤若冲や横山大観など、日本を代表する画家の貴重な寺宝が公開されることもあります。その美しい絵画から、仏教の深さや自然への感謝を学ぶ機会となりました。住職のお話が面白かったです。


8. 水引作り体験|感謝を形に

日本の伝統工芸である水引を作る体験では、自分の手で形を作り上げることで、心の中の感謝や祈りが形になる感覚を味わえました。



夕方のお坊さんとの悩み相談|心の荷物を軽くする

夕方には、お坊さんに悩み相談ができる時間が設けられています。私も日頃の小さな悩みを相談しましたが、穏やかなアドバイスに心がふっと軽くなりました。参加者の皆さんも、お坊さんとの会話を通じて、日常生活に戻る自信を得られたようでした。



断食と仏教体験が生む仲間との絆

一日一食の断食道場では、食事を控える時間が心のリセットにつながります。その中で行われる仏教体験は、自然と他の参加者と仲良くなるきっかけにもなります。写経や茶道を通じて感じたことを語り合い、夜のお坊さんとの悩み相談後には、お互いの気持ちを共有することで、心の絆が深まります。



最後に|龍雲寺禅堂で得られるもの

龍雲寺禅堂での滞在は、日常生活では味わえない静けさと気づきを与えてくれる特別な時間です。一日一食の断食と仏教体験を通じて、心と体が浄化され、新たな自分を発見することができます。

ぜひ一度、龍雲寺禅堂を訪れ、心身を整える旅に出かけてみませんか?スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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